エイチ・ツー・オー リテイリングやJ.フロントリテイリングなどなど、大手デパートの持株会社やグループ名が激しくわかりにくすぎるので、今回はわかりやすく記事にまとめてみました。
私同様、デパートの所属グループ名がゴチャゴチャになってしまっている方は、是非、この機会に主な5つのグループだけでも覚えてくださいね。
大手デパートの主要グループまとめ:
早速、大手デパートグループと、そのグループに属するデパート名を簡単にまとめておきます(この5つを5大グループと呼ぶようです)。
地方デパートなどは適度に省きますので予めご了承ください。
三越伊勢丹ホールディングス:
三越伊勢丹ホールディングスは名前からしてどのデパートが属しているかがわかりやすくて好きですね(公式サイト)。
その名の通り、伊勢丹デパートと三越が統合して出来た会社です(Wikipediaより引用)。
株式会社三越伊勢丹ホールディングスの傘下で2008年に経営統合した株式会社三越と株式会社伊勢丹が、2011年4月に、三越を存続会社とする合併をして、株式会社三越伊勢丹が発足した。本社所在地は東京都新宿区新宿3丁目の伊勢丹本店内。
三越や伊勢丹以外のデパートにも、有名なところにはプランタン銀座や丸井今井などもこちらのホールディング管理下。
なにかとお世話になっている方も多いのではないでしょうか?
- 伊勢丹
- 三越
- マロニエゲート(旧:プランタン銀座)
- 岩田屋三越
- 丸井今井
尚、プランタン銀座はフランスのプランタン社との商号&商標契約の終了により、2017年からは「マロニエゲート」に変更済み。
併せて覚えておいてください。
高島屋:
高島屋は基本的に高島屋デパートのみの単独グループ(公式サイト)。最近では玉川高島屋S.C.など、ショッピングセンター開発などにも手をだしているようです。
2022年現在ではJ.フロントリテイリングとの合併話は撤回され、独立系百貨店として引き続き経営されています(Wikipediaより引用)。
百貨店業界において、J.フロントリテイリングや三越伊勢丹ホールディングスの発足といった再編が進む中、同社は、大手老舗百貨店では数少ない独立系百貨店である。
2008年(平成20年)10月に、電鉄系百貨店の阪急百貨店・阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オー リテイリングとの間で資本・業務提携をした。その際、2011年(平成23年)4月を目処に経営統合まで行う予定であったが、2010年(平成22年)3月25日に、経営統合を撤回して業務提携にとどめることを正式発表した。
セブン&アイホールディングス:
セブン&アイホールディングスには、そごうと西武が所属(公式サイト)。
旧名のミレニアムリテイリングの時は『いったいどこのデパートなんだ?』とわかりにくかったですが、セブン&アイホールディングスの100%子会社になり、単純明快な名前になりました(Wikipediaより引用)。
2005年12月26日にセブン&アイ・ホールディングス(セブン&アイHD)が野村プリンシパル・ファイナンスの保有する株式を買収し、ミレニアムリテイリングを傘下に収める事を電撃的に発表。大手流通グループの再編に一石を投じるなどとして話題を集めた。
2006年2月1日からセブン&アイHDの子会社となり、同年6月1日に株式交換を実施し完全子会社となった。
- そごう
- 西武
尚、西武百貨店はもともと鉄道会社である西武鉄道と関係性がありましたが、現在では資本関係等はなく、完全にセブン&アイホールディングスのデパートに変更済み。
ただ経営は芳しくないようで、2022年に「フォートレス・インベストメント・グループ」への身売り報道が出ている状況です。
J.フロントリテイリング:
わかりにくい百貨店グループ名その1がJ.フロントリテイリングです(公式サイト)。公式サイトのよくある質問より、名前の由来を引用しておきます。
当社は「百貨店を核とした質・量ともに日本を代表する小売業のリーディングカンパニー」の地位確立を目指しています。J.フロント リテイリングという社名は「日本の小売業の先頭に立ちたい」という強い決意と思いを込めて名づけました。
また百貨店を連想させる「大丸」「松坂屋」という名称をあえて使わず、百貨店を中心としながらも複数の事業を展開するマルチリテイラーとしての成長と発展を目指しています。
ここが正直、一番覚えにくい百貨店グループですね。
- 大丸
- 松坂屋
- パルコ
他のどれにもあてはまらないところ=J.フロントリテイリングと覚えるしかなさそうです。
エイチ・ツー・オー リテイリング:
わかりにくいグループ名その2がエイチ・ツー・オーリテイリングです(公式サイト)。こちらの名前の由来も正直、わかりにくいです(公式サイトより引用)。
エイチ・ツー・オー リテイリングという社名については、当社グループのこの企業理念を、地球環境になくてはならない存在である水(H2O)に置き換えて表現しました。
今後、阪急百貨店と阪神百貨店を核に、「競業」と「協業」の中でお客様の暮らしぶりを潤し、洗練された情報を発信し続ける地域社会にとってなくてはならない企業であり続けたいと考えています。
覚え方としては『阪神百貨店(H)と阪急百貨店(H)が合併して大阪(O)に出来た百貨店グループ』とすると覚えやすいようです。
- 阪急
- 阪神
Hが2つのOのグループですね。
どうにか百貨店の名前を覚えたい:
ここまで主な5つのデパートグループを紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
正直、ちょっと覚えにくい名前が多いですが、経済を理解するためにはしっかり把握しておきたい企業グループばかり。
この機会に一般常識のひとつとして覚えておいてもらえればと思います(経済ニュースなどを読む際に役立ちます)。
以上、J.フロントリテイリングやエイチ・ツー・オーリテイリング等の、有名百貨店の持株会社をまとめてみた。どのデパートがどこに所属?…という話題でした。
参考リンク:
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