今回は個人事業主ままでいるか、それとも株式会社や合同会社などの法人化するかで迷っているフリーランスにおすすめの書籍をまとめてみました。
これらの書籍は私自身が法人成りするかどうかで迷っている時に読んだ本ばかりなので、みなさんにもきっと役立つ書籍になる可能性大。
節税や会社の信頼性アップを考えている方は是非、この機会に法人成りを検討してもらえればと思います。
個人事業主 vs 株式会社経営者:
個人事業を会社にするメリット・デメリットがぜんぶわかる本:
個人事業か株式会社か。
多くの法人成りを解説している本だと、法人成りのメリットばかりに着眼点を起きがちですが、こちらの『個人事業を会社にするメリット・デメリットがぜんぶわかる本』の場合には、個人事業ならではメリットについても詳しく解説されているので、どちらにすべきか迷っている方に最適です。
まさにこれから独立される方向けですね。

改訂版 独立するならどっち!? 個人事業と株式会社のメリット・デメリットがぜんぶわかる本
- 作者: 関根俊輔
- 出版社/メーカー: 新星出版社
- 発売日: 2015/08/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
らくらく個人事業と株式会社「どっちがトク?」がすべてわかる本:
『らくらく個人事業と株式会社「どっちがトク?」がすべてわかる本』は明確な数字を出して、個人事業と株式会社経営のどちらが良いのかに勝敗を付けている本です。
新規開業ではなく、すでに個人事業主として活躍しているフリーランスにとって法人成りをするかどうかの判断基準がわかりやすく解説されているため、法人成りを悩み始めた方はこの本がおすすめですね。
迷っている方こそお読みください。

らくらく個人事業と株式会社「どっちがトク?」がすべてわかる本
- 作者: 東京シティ税理士事務所
- 出版社/メーカー: あさ出版
- 発売日: 2010/11/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
個人事業のままでは損!会社にするとゼッタイ得する:
『個人事業のままでは損!会社にするとゼッタイ得する』は、個人事業主のままではなく、株式会社などの法人にするといかに得をするかが書かれている本です。
法人成りのメリット解説が中心のため、法人成りを真剣に考えはじめたけれども、まだその踏ん切りがつかない…という方が、自分自身の背中を押す材料として使って欲しい本ですね。
個人事業主がいかに損かという点がまとまっています。
個人事業主・フリーランスのための得する法人成り:
同じく『個人事業主・フリーランスのための得する法人成り』も個人事業主やフリーランスの方で、法人成りするぞっ!と思っている方向けの本です。
いかに法人成りがお得かのメリットが書かれているため、夢は株式会社経営者…という方はこういった本を読んで最後の覚悟を決めてもらえればと思います。
個人か会社か?から申告・節税までソントクの本音ぶっちゃけます:
わかりやすい法人成りの本を読みたいなら、この本『個人か会社か?から申告・節税までソントクの本音ぶっちゃけます』がわかりやすいかも?
税金に対してあまり知識のない、初心者の方はこの本に目を通してみてください。
個人事業主を会社化する、法人成りの基本がわかるようになりますよ。

【新版】フリーランス、個人事業、副業サラリーマンのための 「個人か? 会社か?」から申告・節税まで、「ソン・トク」の本音ぶっちゃけます。
- 作者: 岩松正記
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2012/11/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 8人 クリック: 210回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
会社の個人成りを考えてみませんか?
『会社の個人成りを考えてみませんか?』は売上が少なかったり、赤字を垂れ流している株式会社経営者のための本ですが、個人事業主のままか株式会社化するかで迷った時にも役立つ本だと私は思います。
- 普通の本:個人事業主が法人成りをすべきかの情報を提供
- この本:株式会社社長が個人事業主にもどるべきかの情報を提供
本書では個人事業主になるメリットがわかりやすく解説されているので、こういった本で個人のままでいる利点を学ぶのも面白いです。
サラリーマンこそ自分株式会社を作りなさい:
『サラリーマンこそ自分株式会社を作りなさい』は、会社に雇われているサラリーマンが週末起業をする際に読んでおくべき本です。
会社の所得が高い方の場合には、自分名義の株式会社を作ることで源泉徴収された税金を取り戻すことが出来るので、株式会社も使い方次第…といった感じですね。
尚、個人的に会社員の節税目的ならまずは個人事業で十分だとは思ってます。

サラリーマンこそ自分株式会社をつくりなさい――1000万円生活を謳歌する
- 作者: 吉川英一
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2015/09/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る
税理士に聞けば法人成りが良いとすすめられる:
事業主にとっての味方である税理士も、ボランティアで税金の相談に乗ってくれるわけではありません。
当然、彼らも「儲け」を考えている事業主なので、みなさんから『事業を法人化すべきかどうか悩んでいる』という相談を受ければ、より税理士報酬の大きい法人成りをすすめがちな傾向にあります。
- 個人事業主:税理士からみると儲かりにくい
- 法人企業:税理士からみると儲けやすい
それゆえ、法人成りをすべきかどうかは税理士に一任するのではなく、みなさん自身でしっかりと考えるべき。
自分本位な税理士だと「年収700~800万円以上になったら法人成りを検討すべき」とい伝えてくることも多いですが、実際には税理士報酬やら各種登記費用等で赤字になることのほうが多いので、やはり自分で考えることこそが重要だと言えますよ。
絶対に法人成りすべきというわけではない:
最後に。
おかげ様でこのサイト『クレジットカードの読みもの』の経営は順調なため、節税のためにも法人成りしようかな…と悩んでいる最近なわけですが、正直、法人成りをするメリットを未だに見いだせない現状があります。
確かに個人の所得税と比べると法人税率は低い反面、法人にすることで税理士への出費が増え、決算期にはバタバタしてしまうことを考えると、そこまでして節税をする意味があるのかな…と思ってしまうところ。
単純な税率の差(所得税負担よりも法人税負担のほうが少ない)というだけでは法人成りに踏ん切れない状況があります。
今後も法人成りにはやや消極的:
引き続き法人成りすべきかどうかは検討していこうと思いますが、やはり今のまま個人事業主のほうが動きやすくストレスも少ないので、多少の節税効果しかないのであればこのまま、個人事業主のままでも良いんじゃないかなと思う私。
稼いだお金はすべて個人名義になる…というシンプルさも、個人事業主の魅力ですね。
以上、個人事業主のままか、株式会社にするかで迷っている方に!法人成りを迷っているフリーランスにおすすめの書籍まとめ…でした。
参考リンク:
ちょっと昔に書いた記事ですが、法人成りのデメリットについてまとめた記事もあわせてどうぞ。当時からずっと法人成りすべきか迷っているんですね、私…(苦笑)
さらにその後についても記事にしてみたので、法人成りで悩んでいる方は参考にどうぞ。